年譜


主な年譜
1969東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。
1970NHK毎日音楽コンクール作曲部門入賞。
1971東京芸術大学・大学院作曲研究室修了、フランス政府給費留学生として渡仏。
パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)作曲科入学、オリヴィエ・メシアンに師事。
1972自作のオーケストラ曲がパリ音楽院管弦楽団により初演。(於:サル・ガヴォー)
1973パリで即興(Free Jazz)ピアニストとしてデビュー「現在フランスで聴くことのできる最高のピアニスト」と評され、以後ヨーロッパ各地で数多くのコンサートを行う。
ヨーロッパ・デビューアルバム『Homage to Peace』フランスで発表。
1974日本・デビューアルバム『日本館コンサート』をトリオレコードより発表。
1976パリ国立高等音楽院を作曲賞(Prix de Composition)を得て卒業。
1977日本に於けるデビュー・コンサートを東京・芝・ABCホールにて行う。(ゲスト・富樫雅彦、吉原すみれ、他)
1978オリバー・ジョンソン(Drs.)、ケント・カーター(B.)とピアノトリオTOK(トーク)結成。
1979日本人として初めてドイツ・ECMレーベルから『パラドックス』を全世界発売。
初めてのピアノ・ソロ・コンサートをフランス、カーンの音楽祭で行う。
1980フランスより本拠を日本に移す。
1981ミュージカル『光の彼方に』の作曲で芸術祭優秀賞受賞。
1984東京文化会館主催による同ホール初のジャズ・コンサート『加古隆・ピアノとの対話』。
1985『ポエジー』がニッカウヰスキーのCMに使われ大ヒットとなる。
1986パウル・クレーの絵の印象によるピアノ組曲『クレー』発表。
以後、大原美術館(倉敷)を初め多くのミュージアム・コンサートを行う。
パリ・ポンピドゥーセンターの招きで『日本の前衛展』に出演。
ドイツ放送局の招きでケルン・コンサート。
1987第3回Tokyo Music Joyにおいて自作品『箏とオーケストラのための協奏曲』の指揮。
南仏・モンペリエ音楽祭に招かれソロ・コンサート。
1988アルバム『スクロール』でスイングジャーナル社主催『日本ジャズ賞』受賞。
1989イズマエル・イヴォ(ダンサー)との共同作品『アポカリプス』(演出:天児牛大)発表、東京〜ウィーンにて初演。
カナダ(バンクーバー・カルガリー)での音楽フェスティバルに出演。
1990ピアノとオーケストラによる交響詩『春〜花によせて』、大阪・国際花と緑の博覧会にて初演。
1991北斎、広重などの浮世絵をテーマとしたピアノ組曲『エスタンプ・ソノール』発表。
ベルギー、スペイン、フランスの合作映画『On the Earth in Heaven』(マリオン・ハンセル監督)の音楽を担当。
1992宮沢賢治の作品を題材とした音楽詩劇『賢治から聴こえる音楽』初演。
ドクメンタ1992(ドイツ・カッセル)に招かれる。
アセアン5ケ国(シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ブルネイ)にてピアノソロ・コンサート・ツアー。(国際交流基金主催)
1993建築家・安藤忠雄氏設計の『水の教会』にて、同氏との対談を含んだコンサート。
カーネギーホール(Weill Recital Hall)におけるアメリカ・デビュー・ソロ・コンサ-ト。
1994アルバム『水の前奏曲』全米発売、アメリカ自然史博物館などでのニューヨーク公演。
1995NHKスペシャル『映像の世紀』の音楽を担当、サウンドトラックCD化される。
エストニア『オリエント'95フェスティバル』に招かれ、ソロ・コンサートを行う他、自作品『箏とオーケストラのための協奏曲』のヨーロッパ初演に立会う。
山海塾『ひよめき』の音楽を担当(初演:パリ市立劇場)、以降の山海塾新作の音楽にもかかわるようになる。
1996ロシア(モスクワ音楽院大ホールでのリサイタル、他)・中国・インド・ネパール・スリランカから招待され5ケ国歴訪のソロ・コンサート。(国際交流基金主催)
1997ピアノとコントラバス4台によるコンサート『色を重ねて』発表。(演出:天児牛大)
NHK『ドキュメントにっぽん』のテーマ音楽を担当。
1998第22回カナダ・モントリオール世界映画祭に於いて、グランプリ受賞作品『The Quarry』(ベルギー、マリオン・ハンセル監督作品)の作曲により最優秀芸術貢献賞を受賞。
東急文化村:シアターコクーン・プロデュース作品『ロメオとジュリエット』(演出:ノノン・パダーリア)の音楽を担当。
アルバム『予感〜アンジェリック・グリーンの光の中で〜』を発表し東京・紀尾井ホールの他全国15ヶ所でコンサート。
1999アルバム『静かな時間』を発表、東京・すみだトリフォニーホール、大阪いずみホール他でコンサート。
ブラジル、アルゼンチン、チェコ、ハンガリー、フランス(パリ)でのソロ・コンサート。(国際交流基金主催)
2000NHK『にんげんドキュメント』のテーマ音楽を担当。
アルバム『パリは燃えているか』(NHKスペシャル『映像の世紀』完全版)を発表。
庵野秀明監督・映画『式日』の音楽を担当。
組曲『映像の世紀』を東京、大阪で初演。(新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、指揮:金聖響)
2001映画『大河の一滴』(五木寛之原作、神山征二郎監督)の音楽を担当。
映画『白い犬とワルツを』のメイン・テーマ曲を作曲。
アルバム『Sceneシーン』(1992年から2001年まで10年間の映像音楽作品集)を発表しコンサート・ツアーを行う。
『ライブ・イマージュ』に出演(2012年まで)
2002映画『阿弥陀堂だより』(小泉堯史監督)の音楽を担当。
アルバム『風のワルツ』を発表、東京・大阪・名古屋で記念のコンサート。
2003映画『阿弥陀堂だより』の音楽で第57回毎日映画コンクール『音楽賞』、第26回日本アカデミー賞『優秀音楽賞』を受賞。
パリ・デビュー30周年を記念したアルバム『アニヴァーサリー』を発表、東京・サントリーホール他で記念コンサートを行う。
2004フジテレビ開局45周年記念ドラマ『白い巨塔』の音楽を担当。
オリジナルCD『白い巨塔ーコンプリート』を発表。
『アボルダージュ』(山本寛斎プロデュース・スーパーショウ)の音楽を作曲、日本武道館にて公演。
2005NHKスペシャル『日本の群像 再起への20年』のテーマ曲を作曲。
宮城県立気仙沼高等学校の校歌を作曲。
2006映画『博士の愛した数式』(小川洋子原作、小泉堯史監督)の音楽を担当。
三重県からの委嘱作品『熊野古道』の初演の模様がNHKハイビジョンより放送され、『この手にメロディーを』と題してDVD化される。
オーストリア『Impulsdanz festival』に招待され、ウィーン・フォルクスシアター 劇場、及びシュトゥットガルトにて『アポカリプス』の14年振り三度目となるヨーロッパ・ツアーを行う。
13年振りとなるピアノ・ソロ・アルバム『PIANO』をエイベックスから発表し、東京・サントリーホール他でリサイタル。
2007京都・金閣寺にてピアノ・ソロ演奏を行う。
アルバム『熊野古道』を発表し、東京・オーチャードホール他でコンサートツアーを行う。
2008映画『明日への遺言』(大岡昇平原作、小泉堯史監督)の音楽を担当。
デビュー35周年を記念し、日本では16年振りとなる『アポカリプス』公演を東京・シアターコクーンにて行う。
2009ピアノ・ソロ・アルバム『SILENT GARDEN』を発表し、東京・オペラシティー コンサートホール他でリサイタルを行う。
2010映画『最後の忠臣蔵』(池宮彰一郎原作、杉田成道監督)の音楽を担当。
オーケストラ・アンサンブル金沢からの委嘱曲『ヴァーミリオンスケープ〜朱の風景』が同オーケストラにより世界初演される。
ピアノ四重奏団『加古隆クァルテット』を結成しCD『QUARTET』を発表。東京オペラシティー他でデビュー・コンサートを行う。
2011映画『太平洋の奇跡』(平山秀幸監督)の音楽を担当。
加古隆QUARTET 2011の全国ツアーを東京・紀尾井ホール他で行う。
2012映画『最後の忠臣蔵』の音楽で、第35回日本アカデミー賞・優秀音楽賞を受賞。
2013パリ・デビュー40周年を記念したアルバム『アンソロジー』、及び加古隆クァルテットのセカンドアルバム『QUARTET II』を同時発表。
パリ・デビュー40周年アニバーサリーコンサートツアーを東京・サントリーホール他で行う。
THE PIANIST コンポーザーピアニスト フェスティバル★2013に出演し、 東京・大阪で公演。
2014加古隆QUARTET初のヨーロッパツアーをフランス、イタリア、スペインで行う。
THE PIANIST コンポーザーピアニスト フェスティバル★2014、及びTHE PIANIST Premium 2014 Xmasに出演。
ソロ・コンサート 〜クレーと北斎を弾く〜を東京・サントリーホール他で行う。
2015映画『蜩ノ記』の音楽で、第38回日本アカデミー賞・優秀音楽賞を受賞。
live image 15に特別出演。
ソロ・コンサート パウル・クレー 〜色とかたちのポエム〜を行う。
2017第68回 日本放送協会 放送文化賞を受賞。