「銀河の旅びと・・」感想文

LA MUSIQUE

「銀河の旅びと〜宮沢賢治と私」の11月10日東京・サントリーホール公演では、映画監督や楠田枝里子さんらもご来場でした。

記録映像は何台ものカメラで撮っていましたので、ステージの出演者には緊張度も高かったことでしょう。

作家や取材ライターの方々から届いた感想文は、さすがに素敵で逆に感動してしまいます。

⚫︎こちらは作家の吉村喜彦さん

今日も、すばらしいコンサートをどうもありがとうございました。

透きとおった、ほんとうの食べものをいただいた、

そんな気分になりました。

音の一粒ひとつぶが、からだとたましいに染みとおっていくようでした。

「あめゆじゅとてちて、けんじゃ」

せつない透明なかなしみの歌が、

硬質でリリカルな、やわらかい音となって、伝わってきました。

ジョバンニもカムパネルラも、

グスコーブドリもゴーシュも・・

なにより賢治さんも、きっと加古さんの音楽に

気持ちよくたましいが揺られているような、

そんな気がしました。

いつもに増して、あっという間の時間でした。

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⚫︎こちらは取材ライターのかた

映像で拝見することはありましたが、目の前で生の音を聴くと感動が何倍にも膨らみ素晴らしかったです!!

最初のピアノソロはピアノ1台とは思えない奥行きと深さがあり、目の前に映像が浮かびました。

ピアノに向かう手や指先はもちろん、歩く姿、称賛を受ける姿勢等々すべてに神経が行き届き、(中略)

一音一音紡がれる音、言葉、カルテットも静かで柔らかくて優しくて…スーッと肩の力が抜けていきました。

そして、宮沢賢治の世界をあのように味わったのは初めてです。

想像より激しさや強さもあり、不思議な感じでした。

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来週から名古屋、札幌、盛岡の3公演に向かいます。

写真は吉村喜彦さんの最新刊。

Posted by アトリエール