息をととのえて
今週は25日、26日と続けて東京でのインタビュー取材に同行致しました。「サラサーテ」という音楽雑誌はヴァイオリンの相川麻里子さんも同席されています。インタビューアーの質問に、クラシックの曲ではすでに作曲家はこの世にいないのですが、こうして作曲家を目の前にして演奏するというのは、いかがですか?というのがありました。すると即座に「作曲家は居ないほうがいいですね!」という答えで、一同大笑い。
それはどうしてでしょう、と更に質問されると、「KAKOさんは確固たるものをお持ちなので・・・中途半端な気持ちや解釈では演奏しにくい」とのこと。
それと、以前歌手から言われたことがあるのですが、相川さんからも、「息が長ーいのが特徴で、そこが難しい・・・」と。息が長いというのはフレーズのうたい方なのだと思いますが、「呼吸を整えないと弾けないし、ふくよかな音が出ないように感じます」と、深い息がいかに大切かを繰り返し話していらっしゃいました。
それに対してKAKOさんは、「弦楽器の演奏者は僕にとっては先生です、楽譜にスラーなどの指示を書くのにいつも苦労しています」と。
発売日は11月1日(12月号)です。
こんな名言もありました。「僕は、何か一つのことを深めていくことは好きですね。目先を変えるのはあまり好きなほうではないです」
どんな質問への答えだったかは忘れましたが、何か作曲法のことだったのかも知れません。それとも「流行」について、だったのかも知れません。今、流行しているから、ここをこうしておこう、とかいう発想がないんですね。
他にも「ストリング」「ぶらあぼ」「ムジカノーヴァ」「J-WAVE(宮本笑里さん)」「朝日新聞”定年時代”」などなど、続きました。
ところが翌日になって、首が回らない、天井を向けないと大騒ぎ。
紙面の発行が秋なので、はじめは半袖でいたのですが、撮影の段になってから上着を着ましょうということになりました。それで、冷房温度をかなり低くしたのです。2日間ともそんな感じで冷房の効いたお部屋で座りっぱなしだったせいで、自律神経がおかしくなったようです。普段、アトリエにはクーラーはありませんので、突然の環境の変化です。
皆様もご用心ください。