総立ちの拍手
今日の午後、新潟県・長岡駅に降りました。KAKOさんも初めての町。
ウワッ暑い!
ツアーの中で一番の暑さ体験かも。
ホテルにチェックインして直ぐに長岡リリックホールへ。途中大きな川を通りかかり運転手の方に聞くと「信濃川です。花火もここですよ」とおっしゃる。川の両側に鬱蒼とした緑の森が迫っていて、川の流れも時の流れも見守ってきたかのようです。
リハーサル前にちょっと周辺を探索。咲き終えたアジサイの植え込みの背後の木々の間から、蝉の鳴き声が聞こえました。
ホールの外観ですが、円形と角形の屋根が見えます。円形のほうがホールのようです。
熱中症になっては困るので慌ててホールの中へ。
KAKOさんのリハーサルが始まっていました。
ステージの奥のほうの曲線に沿ってピアノが斜めに配置されていることからも、ここが四角の床面ではないことが分かります。先ほど外観で円形の屋根を見たので、このホールの特徴があるとは思いましたが、こういう配置は初めてです。
ふとバルコニー席の方へ行ってみますと、細い灯りの柱が足元を照らしています。
この灯りはステージ全体のデザインの一部なのでした。KAKOさんの演奏姿の頭上を見ると、その事がよく分かります。 伊東豊雄氏の設計とか。
700席の赤い椅子もちょっと珍しい形でした。
最後のアンコールも終わって総立ちの拍手には、制作側も感涙もの。終演後のアナウンスで「ほぼ15分後に長岡駅行きのバスがあるのでご利用ください」という内容のことを案内していましたが、こういうケースはあまり聞いたことがありません。新潟県人とか長岡人の気配りにも感動いたしました。
打ち上げ会で出演者から、「今日は本当に幸せに思った」という声があがっていたことも付け加えておきたいです。リリックホールで明日の昼公演が終わったら、翌31日は「THE PIANIST」夏のツアーもいよいよ最終回の大阪となります。
熊本県立劇場コンサートホールだけ、地震の影響で11月21日に延期になっていますので、その地方の皆様は待ちわびていらっしゃることでしょう。
2016/07/29