ライラックのファンファーレ

LA MUSIQUE

札幌のライラック祭りが、明日から始まるようです。
「・・・このまつりは札幌市民にとって、半年余りの長い冬からようやく開放され、野外散策を楽しむ季節到来のファンファーレでもあります。・・・」(ライラック祭りのHPから)

KAKOさんも大好きな花。以前、ちょうどライラックの咲く季節にコンサートがあった日に、kitaraホールがある中島公演で撮った、花と日射しに包まれた写真が残っています。
今回のソロ・ツアーで札幌に行くのは6月8日(土)ですので、花はまだ咲いてくれているでしょうか?
早く行きたいと、心が焦ります。

名古屋・東京・高崎とソロ・コンサートを続けてきましたが、プログラム第1部の「ジブラルタルの風」で涙をぬぐう人の姿が目につきました。KAKOさんの演奏前のお話しで、「美しさと隣りあった哀しみ」という言葉を聞いただけでもジーンと来たのかも知れません。高崎では、私の近くの席の若い女性は、曲が始まった時から終るまで、何度もハンカチを手にしていました。

圧巻は第2部のラストパート「水の前奏曲」でしょうか。まるで、ここを聴くために前半があったようにも思えるプログラミング。
KAKOさんが渾身を傾けて決めたパートです。

ちなみに、「水の前奏曲」の1曲目で演奏する「水の教会」は、ホームページに動画がありますね。北海道・トマムにある「水の教会」でのコンサート模様です。

https://takashikako.com/media/movie/

心にしみるような音、という言い方で感想をくださった方々が居ることをKAKOさんに伝えると、「一番うれしい言葉」だと。
それは、たとえ強い打音の続く曲であろうと、極限のようなピアニッシモであろうと、KAKOさんが目指している””ピアノの木の響き””の理想だから。

2019/05/14

Posted by アトリエール