トランヴェール6月号

旅の途中に

軽井沢から上京する際の新幹線マガジン「トランヴェール」。
その6月号に興味深い記事がありました。

タイトルは「北方から始まった日本開国の道。」

下の船の絵の説明:
寛永4(1792)年、日本の漂流民、大黒屋光太夫ら3人を乗せて根室湾沖合にやってきたロシア船「エカチェリーナ号」。ロシア帝国の女帝・エカチェリーナ2世によって派遣された、初めての遣日使節で、アダム・ラクスマン一行が松前藩主宛の書簡を携えていた。(国立公文書館所蔵)

ペリー来航は嘉永6(1853)年なので、それよりも60年以上も前にロシアが北海道・根室沖に来ていた。

下は、当時の北海道(蝦夷地)や千島列島を探検した近藤守重の手による地図。
開国を迫るロシアの脅威に緊急だったはず。

今から150年前に起こった明治維新の引き金は、蝦夷地に去来したロシアの存在にこそあるのではないだろうか、と筆者の高橋盛男さんは書いていらっしゃいます。

2018/06/08

Posted by アトリエール