松山でのエピソード
KAKOさんの、松山でのエピソード。
(コロナで)誰とも会えない・・というのは逆に、誰にも邪魔されない一人きりの時間を持てるということでもありますね。
そのきっかけとなったのは、宿泊先のホテルの近くを散歩していて、花盛りの樹木のある並木道に出くわしたこと。
木の名前は「ヒトツバタゴ」。白い花がふわふわと溢れるばかりに咲いています。ご存じの方は案外少ないのでは?
ところで、この並木道は神社へと続いていて、そこには巨木となったヒトツバタゴがあったとか。
その素晴らしさに見ほれていたKAKOさんは、そこで一句、ふっと思い出したそうなのです。
「春は昔 十五万石の城下哉」
正岡子規・明治28年の望郷の歌だそうです。
KAKOさんは、「あえて(大きな藩とは違い)十五万石と歌に込めている。海あり山あり豊かだったはるかな春の伊予の国を彷彿させる・・」と言っていました。
4月の「THE PIANIST!」四国ツアーは、江戸時代の呼び名で阿波の国~土佐の国~伊予の国~讃岐の国へと巡り、瀬戸内海を渡って本拠地へ戻って来たのでした。