煙草のせいで

時々のメモ

先日、大阪に行ったときのタクシー運転手のお話し。新大阪駅からホテルに着くまで、ずーっとご自分のことを話されていました。よほど聞いて欲しかったのでしょう。タクシーに乗り込んで直ぐに、私の携帯電話が鳴り「△△さんは禁煙ルームに、○○さんは喫煙ルームにしてください」と言ったのが聞こえたんですね。運転手さんが「私はヘビースモーカーで倒れたんですよ」と話し始めたのです。どうも1日に100本くらいの煙草だったそうです。3年前のある日、猛烈な下腹部の痛みで動けなくなって病院へ搬送されました。その時、もしも大腸の壁がはがれて「●●剥離」とかだったら即死だったそうで、運良くそこまでではなかったので、大手術の結果助かったのだとか。

この「・・剥離」という言葉を、また見かけたのです。今日、KAKOさんが「彼と同姓同名で年齢も合っているけど間違いではないかな」とつぶやき、そのまま仕事場へ入ってしまったので、置かれた冊子を見てみました。確か大学時代の友人ではないかと思われる名前が訃報の欄にあります。一度だけお会いしたことがあるので、インターネットで調べてみました。間違いではありませんでした。11月に亡くなられたようです。その病名が「●●剥離」。こちらは大腸ではなく心臓の近くのようです。この方のホームページを見てみましたら、そこには煙草を手にしたポーズの写真が掲載されています。ヘビースモーカーだったかも知れません。

身体や心に負担をかけ過ぎると、ホントどこかに必ずひずみが出ますね。人に迷惑をかけないで気晴らしをするなら、旅というのはいいのではないでしょうか?というのも、先日京都の、あるギャラリーの女主人が話してくださった体験談を思い出したのです。ご主人を亡くされてすっかり気落ちしていたところ、ヨーロッパ旅行に誘われ、パリでおいしいものを食べて買い物をして・・・帰ってきたら「吹っ切れた」という気持ちになっていたとか。

Posted by アトリエール