広島 ヒロシマ Hiroshima

時々のメモ

広島に行って参りました。
9月1日(日)に広島交響楽団とで開催される「映像の世紀コンサート」の、告知も兼ねてのインタビューです。
新幹線で着いてすぐに、地元の月刊タウン情報誌「Wink広島版」の取材。
若い女性記者は、チラシに掲載された「・・言葉なき映像が、音楽をともなって生命を吹き込まれた物語になる・・」というKAKOさんのコメント文が印象的だと。

すでに夕方6時を過ぎ、一旦皆さんと解散して翌日に備えます。スタッフの皆さんは何度も携帯で天気予報を確認していました。晴れてくれないと、翌日の屋外ロケが難しいのです・・・。

ホテルのお部屋が高層階でしたので、広島城の公園と手前の美術館を上から目線で見ることが出来ました。しかし雨模様で背後の山々は霞んでいます。お天気がどうなることか。

翌朝、まず向かったのは中国放送のラジオ番組。

「本名正憲のおはようラジオ」で、「広島へ最初にいらしたのは?」と聞かれ、「1977年でした。当時はJAZZのグループで来たのです」と答えたKAKOさん。「町の印象は?」の質問には「だんだん町が大きく綺麗になってゆく」「と同時に、山裾が以前はよく見えたのに今は住宅が山のほうに延びている」と。
本名正憲さんは、コンサートでナレーションを担当する山根基世さんの大ファンで、山根さんの話し方に多くのことを教えられた・・・そうですが、とても温かい声の感じなので、広島のラジオファンが羨ましいくらいです。

次もラジオで、「ザ・横山雄二ショー」です。
横山さんは、身振り手振りでエネルギッシュ。KAKOさんにお会いできてうれしいと。

映画に詳しい方のようで、この番組にいらした森田芳光監督の時には「未来の想い出」のこと、最近では木村大作監督の「散り椿」のことが話題に出たりしました。
KAKOさんは、「20世紀100年の歴史映像に合わせて、音楽も様々なスタイルのものが必要でした」と言ってから、「実は『パリは燃えているか』の曲は、一度だけではなくて何度も出てくるんですよ」と続けると、「?」の表情の横山さん。
「管楽器だけで出てきたり、ジャズ風のアレンジバージョンがあったり、勿論ピアノソロも・・・」と言った途端、「ヒェー!!凄い!」という反応でした。
そうなんです、『パリは燃えているか』が節目節目に登場するコンサートなんですよ。

収録スタジオを出ると、雨は上がっています。
この後、平和記念公園へ行き原爆慰霊碑への献花があります。
花を渡されて、

献花します。

原爆ドームへも撮影隊とともに。

インタビューも収録し、後日、ニュース番組になるそうです。

「このコンサートは、反戦の声をあげるのでは無いけれど、いかに平和が大切であるかを感動と共に心で感じ取れる」
「『ヒロシマ』の(原爆投下の)映像も、言葉ではなく映像が雄弁に語ってくる」

KAKOさんは、広島でのコンサートをずーっと待っていた、と締めくくりに言っていました。

2019/07/26

Posted by アトリエール