萎(しお)れても美しく
KAKOさんの曲「白梅抄(はくばいしょう)」には、副題として~亡き母に~と添えられています。
白い梅が咲く頃に逝った人を思い、曲が完成した時にはプログラムなどで副題もつけることが多かったけれど、年月の経過と共に曲名だけ残り、今や~亡き母に~を知る人も少ないかと思います。
毎年、命日に蘭花を贈って下さる方がいてもう十数年続いているのですが、今年はめずらしく深紅のチューリップでした。
それから一週間も経って今日アトリエを覗くと、3~4個の花が散り落ちたようなので茎を切ろうかと思ってよく見ると、赤い花弁が水の張られた器に浮かんでいるのに気がつきました。KAKOさんは時々こうして散った花弁を浮かべたりするのです。
まっすぐに伸び立ったチューリップも元気でいいですが、こういうしな垂れた姿も、、、、
好きだなあ、と思い一枚写真に撮りました。
もしかしたら、春のツアーで「白梅抄」を久しぶりに演奏するかも?
と、ふと思ったのですがそれはまだ分かりません。
2016/01/28