帽子を40個?

閑(シズ)かな日

「名古屋の朝日新聞社から、先日の取材が掲載されたということで、本紙が届きましたが・・・帽子は40個もありますか?」と私。

記事の最初の出だしが「トレードマークの帽子・・・」。
取材時の写真の横に「素材が違うものを40個くらいは持っている」と、本人が語った言葉が書かれています。
それって20数年前頃の数じゃないですか?

「最近かぶっていないものが多いから、常用で帽子ケースにあるのは半分くらいかなあ」
などと暢気な返事でした。きっと作った当時の数を言ってしまったのでしょう。

1982年のテレビ番組でのアフリカ・ロケで、プロデューサーから言われたのが「熱射予防に帽子必須」でした。
学生時代から大嫌いな帽子でしたが、そのことをご相談した帽子デザイナー氏の言葉で気持ちが動いたそうです。
「必ず、その人に似合う帽子というのがあるものです」

36年前(!)その第1号の帽子を持って、アフリカのセネガルへ。パーカッショニストの吉原すみれさんと共演の「音楽の旅はるか」という番組でした。
ロケ地でのスナップを1枚掲載します。写真中央にKAKOさんと吉原さん。

全て、そのデザイナー氏の手作りで、何処にも売っていない貴重な帽子。

話は変るのですが、先ほどの新聞を接写しようとして、第1面のタイトルが気になりました。
『シードル人気 色めくリンゴ農家』

リンゴ農家の悩みに、若い世代がリンゴを食べなくなった、というのがあるとか。総務省調べでも、70歳以上で年間20キロ、29歳以下では2キロ、とか。

ある長野県のワイナリーにリンゴを持ち込む農家があって、それがシードル作りのきっかけとなった、というエピソードなども。

発泡系も色々と人気度が変遷するのですね。

で、昨年発売された吉村喜彦さんの「二子玉川物語」(ハルキ文庫)という短編集を思い出しました!

第2話にシードルをめぐる「星あかりのりんご」という、いつもながらタイトルの素敵なページがあるのです。
そのお話しは明日にでも。

2018/02/20

Posted by アトリエール