建築家の椅子

木の響き

来月に迫ってきた八ヶ岳高原音楽堂のコンサート。これまでは冬とか晩秋などでしたが、今年は夏が終わって高原の空気が澄み渡るいい季節に行われるので、楽しみです。ここは1988年に建てられていますので、もう20年越えたのですが、古さを感じさせない手入れの良さが感じられます。

何と、建築途中にKAKOさんは敷地に立っているのです。草が生い茂った道なき道のようなところを車で通りました。何故かといいますと、その日はホテル棟のロビーで演奏会があったので、支配人が新しく完成するという音楽堂を案内して下さったのでした。八ヶ岳の別荘の方々に支えられていた由緒ある音楽の会が発展して、ホール建設にまで到達したのです。作ったほうも運営する方々も集う人もすばらしい!!20数年に拍手ですね。

この音楽堂の建築家は吉村順三さんです。カラマツ、米マツ、チーク、ツガといった樹木で構成されていて、木に囲まれていると感じますし、客席にいながら外の景色を眺められるガラスの配置も素敵です。客席となるところは、椅子を撤去すると広い床だけにもなります。実はこの椅子、折りたたみなので簡単に収納できるんです。
この椅子も吉村順三さんの考案。とっても軽くてスマートで座りやすくて・・・・。こんなに褒めるのは、KAKOさんのアトリエにもあるからよく知っているのです。

復刻版を購入する際に、参考にしたホームページから写真を拝借。ご覧下さい。

それでは、9月11日にこの椅子もお待ちしていますよ!

Posted by アトリエール