名前の流行

タイムスリップ

診療所の椅子に座っていた時に、その医院のスタッフの一覧表が掲示されていたので、何気なく見ていました。そして、思わず笑いそうになってしまったのです。苗字は別として、名前が・・・

・・さゆり ・・邦枝 ・・有希 ・・由香里 ・・奈美 ・・美穂

皆さん20代の初めのようですが、見事に○○子、という名前がありません。

いつ頃からこのように、女性の名前に「子」が付かなくなったのでしょう。
学校の教師の方なら分かるかも知れませんね。
 
KAKOさんは男ばかり兄弟4人でしたが、小学校の教科書に全員の名前が出てきたそうです。
○○君と△△ちゃんが一緒に □□君のおうちに遊びに行きました
そこへ◇◇ちゃんがやってきました

と、こんな具合。
全部ひらがなですから当てはまる漢字は様々ですが、あまり珍しい呼び名ではなかったということです。

今はどうか知りませんが、「名は体(たい)を表す」という言葉を聞いて育ちました。
故事辞典によると、「体」とは、本質、実体の意味。
物や人の名前は、その中身や性質を的確に表すことが多いということ。名と実は相応ずる。

どんな物にも人にも名前があり、そこには、命名する側の夢や希望が託されていますね。
久し振りに、自分の名前に対しても襟を正そう、という気持ちになりました。

Posted by アトリエール