欧州ツアー プロローグ
「加古隆クァルテット」の、約1週間の欧州ツアーが終わりました。
スペインのビルバオ、イタリアのローマ、そしてフランスのパリという3箇所の国と都市を巡りました。
過ぎてしまえば笑って済ませられることも、出発する前には予想もしなかった為に、現地ではかなりストレスになったりでした。
今回は弦楽器も搭乗するので、成田 パリ ビルバオ間というルートの途中のパリでは、baggageを降ろさずスルー出来るように手配していたのです。成田でのチェックインの際にも、カウンターの女性に「荷物はビルバオまで間違いなくスルーで行きますよね」
と念を押したのでしたが、、、
ビルバオの空港のbaggageターンテーブルに、相川さんと南さんのスーツケースが出てこないのです!!
一緒にチェックインした植木さんのスーツケースはあるのに!
相川さんたちの搭乗券の裏に貼ってくれた荷物のタグ半券を何気なく見ると、荷物の行き先はparisとなっているようです。これではパリの空港に荷物は降ろされたということです。
ちなみに植木さんのタグはbilbaoです。
まさか日本の空港の担当者がこういうミスを犯すとは、あまり経験がありません。皆、日本が一番信頼できると思い込んでいますから、搭乗券に貼ってくれたタグの半券を確認しませんでした。
ビルバオの空港では、今回のツアーの代表でもあり言葉の得意なkakoさんが諸々交渉したり、ホテルに着いてからは、日本時間の早朝になるのを待って、植木さんが日本の航空会社に荷物の探索を依頼したりしてくれて、結局、二人のスーツケースはパリの空港にあることまでは分かりました。
そして、翌日のパリからビルバオに飛ぶ午前便に載せてもらうことまでも確認。
ホッと一息でした。ホテルに着いたのは夜9畤を過ぎていましたが、こういう確認ができた頃は、真夜中でした。
スーツケースにはステージ衣装のドレスも入っていますから、万一の時には翌日の街で何か買わなくては、、、と、私は考えていました。
二人の女性は、本来必要なものも無いまま朝を迎えましたが、どんなに不安だったことでしょうか。
2月1日
ビルバオのホール Alhondiga前で。
2014/02/10