今日は発売日
今日２０１０年１２月１日は、「最後の忠臣蔵」のサウンドトラック盤が発売になりました。でもライナーノートには、「映画をご覧になってから読んでください」となっているので、CDを購入しても、１８日の公開以降になるまで聞かない人もいるかも知れませんね。どちらかというと、映画を見終わった後に聞いて欲しいかなあ・・・と思います。というのは、映画の本編には使われなかった曲も入っていて、それはKAKOさんのこだわりがあったからです。
さて、今日の日付で発売された本があります。「最後の忠臣蔵」の監督・杉田成道さんのエッセイです。私はテレビをあまり見なかったこともあって、「北の国から」という国民的な話題作もタイトルしか知らなかったのです。その演出家の私生活が書かれた本です。まず、帯を見てびっくりします。”５７歳で第一子、６０歳で第二子、６３歳で第三子！”これは杉田さんご自身の年齢のこと。お子さんが小さいというのはプロデューサーから伺ったこともありますが、かくも壮絶な子育て奮闘の日々があったとは。５０代の初めに奥さんを癌で亡くされて、その後に出遭った「今の奥さん」は、先妻の親友の弟の娘で年齢差が３０歳！
ここまでは、まあ年齢差のことか・・・と思うのですが、実はもっと奥行きがありました。２７歳で５７歳の男性の奥さんとなる人は、ご主人の先行きなどを考えて、「自分は医者になろう」と一念発起するのです。すでに普通の大学も終わっていて新たに勉強し直して医学生になるというのです。意志の強い女性なんですね。拍手を送りたくなります。
私は、本の出だしの結婚式の日の夕暮れと、最後に筆者の身近にいたバアバが逝く姿を語る医師の場面が好きでした。ですから本を開いたときと、閉じるときが一番ドキッとしました。
もっとすばらしい宇宙の不思議な道、のお話しもあります。あっ！タイトルを忘れるところでした。「願わくは、鳩のごとくに」といいます。その題名のいわれも中の一節にありました。
