心のネガに
「THE PIANIST」は京都、大阪と無事に終わり、今年のツアーが始まりました。今日は札幌です。このツアーの合間を縫って、kakoさんは昨日、10月5日大阪いずみホールで行われるコンサートの為の、新聞社3社の取材を受けました。
3社のうち2社のインタビュー模様をそばで聞きましたが、インタビュアーの方々の特徴がそれぞれあって、kakoさんのお話も聞き応えがあります。
秋のソロコンサートは「クレーと北斎を弾く」という副題を付けていますが、何故クレーだったのかという素朴な疑問形やら、「江戸時代」に憧れを持っているというその真意など、こちらも必死にメモしたりして、、、
クレーも北斎にもいずれも共通して、絵に音を当てはめていくのではなく、絵の印象を心の中のネガに焼き付けて、心象風景に取り込んで音をイメージする、ということが語られました。
kakoさんの作品中、唯一「絵からインスピレーションを得た」貴重な楽曲です。
本来の作品を演奏しようとすると、コンサートの第1部と2部とで終わってしまうので、今年は、数曲だけ選び抜いて、さらに大吟醸のように磨き抜き、とても短い「音のエッセンス」となったものを聴いていただくことになっています。
さて、インタビュアーのお一人は映画「蜩ノ記」の原作を読んでいて、主人公の端正さを音楽がどのように表現したのか、興味津々でした。このピアノソロバージョンも演奏しますので、来月からのコンサートをお楽しみに!
今日の札幌は爽やかな空と風、長袖必須の涼しさです。
2014/08/26