鳥取県にて

旅の途中に

一昨日、鳥取空港に行く上空でKAKOさんが座席から撮影した富士山です。

今年最後のコンサート、東伯郡琴浦町・カウベルホールでの1日が昨日無事に終わりました。三重県や愛知県、東京近郊から駆けつけてくださったファンの方々のお顔もあり、KAKOさんへの熱意や愛が伝わります。

ヴァイオリンの相川麻里子さんは、この地の「白バラ牛乳」がお目当てだったとかで、リハーサル前に大山乳業の工場まで行っていたそうです。この牛乳しか飲まない人もいる程の人気だとか…。ちなみに大山の読み仮名は「おおやま」ではなく「だいせん」です。おおやまにゅうぎょう、と声を出したのは私でした。(苦笑)

そうですよね、忘れていましたが鳥取県といえば砂丘と大山!?

打ち上げの席では、お店のメニューに「牛乳ぶっかけ丼」的な名前のものがあり、牛乳大好きのヴィオラの南かおりさんだけが挑戦しました。
ちょっと出汁を隠し味にした、牛乳とは思えない味わいだったようです。「ちっちゃなレストラン」という打ち上げの場所は、10数年前まで「東伯ビール」の真鍮色(?)の発酵タンクも置いていた場所だったので、名前と逆で広~いフロアです。KAKOさんも私も来たことがあり、懐かしく思いました。地ビールの先駆け的な存在でしたが、今はビールもソーセージなども辞めています。復活しないのかな?

夜は予約のみ営業でランチ中心だそうですが、とっても美味しく、特筆したいのは5ー6センチ程の大きさで片面海苔の「おむすび」でした。地元のこだわりお米と塩あんばいが微妙でKAKOさんも大絶賛!私もお酒そっちのけで3個もパクパク。
牛乳とお薦め映画の話で盛り上がった打ち上げ会でした。

勿論食べることだけではなかったですよ。
皆さんが真剣な面持ちで語ったのは、《ステージでの姿の美しさ》でした。

KAKOさんがピアノ椅子から離れて立って拍手を受けるとき。
相川さんと南さんが楽器をたずさえて立つ姿は息を飲むほど。
4人が揃ったステージは、日本語にある「端正」そのもの。

いつも私自身が感じていることを直接耳にして、本当にうれしかったです。

植木昭雄さんのチェロに惚れた男性は、食事の席上で何度もチェリストのように弓さばきのジェスチャーたっぷりに感動ぶりをあらわしていて。

ちなみに相川さんと植木さんは都合が合わず打ち上げには不参加でしたので、賞賛されたことを知りません。あとでお伝えするつもり。

実は、KAKOさんがフランスから帰国した1970年代の後半に、日本でコンサートを主催してくださった人、応援してくださった人が鳥取市に居ました。

ピアノ・ソロもTOKもこの方が開催したり尽力してくださいました。今回のカウベルホールに至る道のりはこの方の存在があったからこそ、なのです
月日は流れて鳥取公演が無くなると、大阪や神戸に足を運び、KAKOさんの音楽の軌跡をいつも遠くから見守っているよ、と。
そういう意味でも、懐かしい日本海に行って来たわけです。

昨日のホールでは記録用のステージ写真を撮っていたかと思いますので、届いたら掲載します。

2016/11/28

Posted by アトリエール