クァルテットバージョン誕生日
今日の軽井沢の庭は、アジサイの色が綺麗です。
アナベルもようやく白くなり、定点からの写真で。
今年の花はあまり大きくありません。
さて一昨日12日(水)は、栃木県総合文化センター・メインホールでの「映像の世紀コンサート」でした。
それも、初めての編成・・・加古カル+羽毛田丈史さん(シンセサイザー)と、ナレーションには元NHKのアナウンサー山根基世さん。
この顔ぶれで、歴史的映像との共演を果たしたステージ。
昨年「映像の世紀コンサート」オーケストラバージョンが反響を呼び、今年も9月2日(土)に再演されますが、そのオーケストラバージョンに対抗するような新しい形です。
チラシの裏面に
「あなたの心に様々な想いを訴えかける奇跡のコンサートが実現します!」
とありましたが、過ぎ去った歴史とそこに存在した人間とがオーバーラップする映像と演奏の、両方の大迫力に圧倒されました。クァルテットの、一人一人の奏者の姿や音の表現も感じられ、オーケストラとはひと味違った、まさに「映像の世紀コンサート~クァルテットバージョン」誕生の日となったのです。
おめでとう!!
20年前のNHKスペシャル「映像の世紀」でナレーションを耳にした時、その穏やかな声の中に、人間の持つあらゆる感情や様々な感性が封じ込められているかのようで、本当に素晴らしい、と思ったものです。
その印象はステージで生でお聴きしても変わりません。9月2日のオーケストラバージョンでも、山根さんのナレーションです。
舞台裏の話を少ししますと、生の楽器とシンセサイザーの音のミックスというのは、技術的に難しい面もあり、KAKOさんや羽毛田さんはちょっと心配していたそうですが、今回は日本最高とも言うべき素晴らしい音響のご担当者がついていましたので、音の一体感も完璧でした。
終演後の出演者の笑顔。
左から南かおり(ヴィオラ)植木昭雄(チェロ)相川麻里子(ヴァイオリン)山根基世(ナレーション)加古隆(ピアノ)羽毛田丈史(シンセサイザー)※羽毛田さんは作・編曲家・ピアニスト・プロデューサーという顔を持っていらっしゃるのですが、今回のステージでの表記です。
2017/07/14