7つの花束
ライブ・イマージュの最終日(5月20日)にいらした方には、この花束の意味がわかるはず。
今日、お水を替えようとしたところをパチリ。
アンコールのステージは意外な展開になったのでした。
いつもの「マイ・フェバリット・・・」の曲の途中で、次にベースのソロになると思っていると、何やら様子が変!
あれっ?KAKOさんがNAOTOさんの手招きでピアノの椅子から離れてしまいました。
そして、そこには羽毛田丈史さんが座り、どうしたんだろうと思った瞬間、皆で演奏し始めたのは、何とKAKOさんのレパートリーのオン・パレード・メドレーです。
「黄昏の…」「最後の…」「博士の……数式」「大河の……」「白い……」「熊野……」・・
それぞれのハイライトを繋いでの演奏ですが、曲ごとにメインアーティストがメロディーラインを演奏する、という手法。
ライブ・イマージュを卒業するKAKOさんへ「贈る」、お別れの儀式だったのですね。
さらにバックのスクリーンには、1曲ごとに各アーティストからのKAKOさんへの、手書きのメッセージが映し出されます。葉加瀬太郎さんのソロの時には、葉加瀬さんからのメッセージが、小松亮太さんのソロの時には小松さんの、という具合に。
メッセージというよりはとっても熱い、ラブレター!
これにもジーンときます。
曲が進むにつれてステージ上では皆が鼻をグスグスさせながら、演奏しているのです。
ハンカチを出している弦の人もいましたね。
そして、最後に7人のアーティストから手渡されたのが、薔薇の花束だったのです。お一人3本づつで21本あります。
もしかしたら、お客様には何が起こっているのかよく分からなかった方も居たかも知れませんが、ステージは皆が泣き顔でした。
事前に知らされていなかったKAKOさんは、羽毛田さんがピアノの方に向って歩いて来た時に、とっても深刻な顔付きだったので、「卒業証書」でも渡してくれるのかなあ、と思ったのだそうです。
ですから、アンコールがそんなふうに準備されていたとは・・・まさしく感動的な”サプライズ”だったという訳。
50音順に、小松亮太、ゴンチチ(のお二人)、NAOTO、葉加瀬太郎、羽毛田丈史、宮本笑里というアーティスト。
オーケストラ・イマージュやバンドのメンバー、ステージを支えるスタッフ、制作の皆様………
こんなチームから離れるのは淋しい気もする、とTALKの時に言っていたように、ホントに素晴らしい仲間だったのです。