コンサートの余韻

LA MUSIQUE

一昨日のサントリーホールにご来場くださった方々から、いろいろメールをいただきました。下の写真は当日配布されたプログラムです。

「みんなのおめでとう!がいっぱいに詰まった あたたかいコンサートで本当に良かったです」
「心地よい旋律が繰り返し現れる醍醐味・・・終わってしまうのが辛く感じられるほど」 「言葉で表現出来ないほど本当に良かった」 「日曜日のコンサートの余韻の残り火がまだ 心地良く続いています。圧巻!の素晴らしい記念コンサートでした」 「友人たちも口々に良かったと…涙ぐんでいた方も…」 「2000名の「満員御礼」で成功裏に終わりましたね。すべての面で(当日のホール内の雰囲気、客層、選曲、演奏者の質など)素晴らしいものでした。」

そういえば、会社社長を歴任された方が、「僕もスタンディングしちゃったよ」と、おっしゃっていました。あの日はスタンディングが多かったですねぇ。

ここからは、スタッフブログ的に・・・。
コンサートから2日も経つのに、まだまだ覚めやらぬ、本当に感動的なコンサートでした。

「クァルテット」で演奏した最初の曲「テンペスト」は、レコーディングはしましたが、人前で演奏するのは初めてでした。23日に都内でリハーサルがありましたが、その日までに暗譜してくるようにKAKOさんはメンバーに指令を出していたのです!新曲で、まして本番で暗譜とは・・・。内心、何という勝手なことを注文するのだろうと、思っていたのではないかと想像します。

その日、初めは一応譜面台を置いて弾きました。そしてKAKOさんは「見ないでやってみよう」と声をかけました。ドキドキしながらも、演奏し始める3人の弦楽器奏者。ところが、譜面台がある時よりも、格段と演奏にエネルギーを感じるから不思議です。神経が音符よりもそれぞれの呼吸を感じ合うところにいくからではないでしょうか。
コンサートでKAKOさん自身は譜面台を使いません。そのほうが、もっと音楽に入り込めるから、とよく言ってました。オーケストラは譜面台使っていましたが、「クァルテット」が譜面台無しだったこと、気がつきましたか?

さて舞台裏でも、スタッフは客席にいる訳ではないのに、興奮と熱気に包まれていました。後でいただいたメールに「この仕事をしていて本当に良かった、と思いました」という言葉があり、長年ご一緒しているのに、そういう風に書いてきてくださったことに、かえってハッとしたくらいです。

どこまでも長くなりそうなので、今日はひとまずこの辺でおしまいにしておきます。

2013/05/28

Posted by アトリエール