Kako with Hakase

LA MUSIQUE

昨日の、東京・サントリーホール「40周年 アニヴァーサリー コンサート」を一言で書こうとすると、
あらためて文才のなさに愕然としてしまいますが、まずは、無事に終了したことのご報告をします。
台風直撃か、と心配していましたが、晴れてうれしい一日でした。
早速届いた「声」から、いくつか。

「長年いろいろなコンサートに立ち会ってきましたが、こんなに素晴らしい雰囲気の中に居れたことは、初めてです」
「清く潔く温かな加古さんの人柄がしみわたるような、なにやら美しいコンサート」「ピアノの高音が、雪の結晶みたいだった」
「プログラムの装丁センスにも共感」「一台のピアノ、一人の音楽家から、旋律というものが生まれることの不思議」
「自分が知らなかった最近の曲に感動しました」
という感想文の他に、「いやぁー、凄かったです」と、シンプルな力強い感動の言葉・・・など。

ところが開演前は、結構タイトなスケジュールでした。今回は11時30分からスタートしたステージ・リハーサルで、なかなかピアノや弦楽器セクションの位置が定まりませんでした。
5月にも同じサントリーホールでしたが、あの時の印象と違う・・・。月日で変わっていくものか・・・?
ピアニストだけは、なかなか自分の愛用の楽器を持ち込めないですからね。
そのため、何度かピアノの位置を動かしたり、セッテイングで時間が取られました。
そのような時間があっという間に過ぎていくため、リハーサル風景をカメラに収めるチャンスもございませんでした。

葉加瀬太郎さんとの初演の曲を控えていたので、演奏者的にはセッティング位置よりも、音楽的な内容でリハーサルしたい、というのが本音ですもの。

で、この曲「アヴェ・マリア」。良かったですねぇ~。
いつかやりたいと考えていたというKAKOさんの、念願叶ってのステージです。
葉加瀬さんご登場の衣装は、現在続けていらっしゃるツアー「ジャポニズム」のままだそうです。
和洋折衷型のインパクトある黒い衣装で、下半身は袴風でした。

10月初旬のリハーサルの日に、「どういう衣装にしましょうか」・・・という話題になって、
ツアーの途中だからそのままの衣装ということで・・・とテキトーな会話があったのですが、まさかその話がホントになるとは思いませんでした。貴重なステージ衣装を拝見でき、ちょっと嬉しかったです。

KAKOさんは、「(40周年という)ここまで来たら、これからも精進を重ねて、まだまだ弾いてやるぞ!と思っている」と語っていましたね。
40周年の締めくくりは、12月15日の神戸・朝日ホールです。

2013/10/28

Posted by アトリエール