9月のコンサート 東京と河口湖.

LA MUSIQUE

今年4月の「THE PIANIST!」ツアー以来のコンサートが無事に終わりましたので、写真を混じえて書いてみます。

9月23日のすみだトリフォニーホールでの「NHKスペシャル 映像の世紀コンサート」と9月23日〜26日に開催された「富士山河口湖ピアノフェスティバル2021」です。.

当日のプログラム

「映像の世紀コンサート」の巨大スクリーンに映し出される映像は、何度見ても感慨深いものがあります。涙が溢れそうになることも。

オーケストラを率いる指揮者の岩村力さんは、リハーサルで譜面上のポイントを伝える際に、「ここはこういう映像が流れている箇所なので…」などと楽員に話しかけていたりします。

ナレーションの山根基世さんは、NHK時代に、姿は見えないテレビ画面の中で、朗読の重みというものを感じさせていた人ではないでしょうか?ステージで生の声を聴けるのを、楽しみにホールへいらした方々も多かった事でしょう。

KAKOさんは久しぶりに東京へ出掛けることになり、全員がマスクのままのリハーサルに「えっ!」と驚きながらもこの時期なので仕方がないですね。しかし、オーケストラの楽員は本番中もマスクをして演奏する…と聞いて、「演奏は呼吸が大事なのに…」と、かなりショッキングだったようです。

管楽器の人は吹く時だけ(当然)外していたようですが。もちろんKAKOさんはマスク無しです。

緊急事態宣言下なのに会場へ足を運んで下さった方々には、心からお礼を申し上げます!

東京から河口湖へは車で移動。

河口湖とコスモス

加古隆クァルテットのメンバーも揃いました。

ステラシアターでのリハーサル風景

ただ天気が崩れて寒さも増し、前日から5度も6度も下がって15度くらい。半屋外の会場で座る場所はコンクリート。入場の時にクッションは配られたそうです。すり鉢形状の座席で音は良いのですが、この日は寒過ぎました。なので、「お客様には早々にトイレ休憩を取りたい」との主催側の声で、アンコールに用意していた曲は演奏せずでした。演奏者も指が冷たかったようですが、精神力で乗り切ったステージです。

終演後に撮影

本来なら富士山がステージの向こう側に見えるのだそうです。

当日のプログラム冊子

今年は第一回目のピアノフェスティバルでしたが、今後も開催されるようならば、是非富士山の景色が見えるように祈りたいものです。ヴァイオリン・相川麻里子さん、ヴィオラ・南かおりさん、チェロ・植木昭雄さんの皆んなが「気持ちの良い会場だった」とうれしそうでした。

翌朝は温度も少し上がり、ホテルを出発する時に富士山を眺めることが出来ました。

9月27日午前の撮影

裾野に雲はかかっていますが、やはり日本が誇る山ですね。

Posted by アトリエール