歩けば良いことが…広島篇
大阪から広島に来ました。広島県立美術館で、特別展「平清盛」が開かれています。昨晩から雨模様ですが、ホール入りまでに少し時間の余裕があるので、出かけました。本番日なので、kakoさんは午前中からプールへ行き、体調管理をしています。
ホテルと美術館との距離感がちょっと分かりませんでしたが、歩くと片道30分くらい。街中から少し離れて静かな一角です。
肖像画、屏風絵、絵巻、舞楽面、など平氏隆盛の足跡をたどった展示でしたが、最も素晴らしいと感じたのは、国宝 平家納経 法華経薬王菩薩本事品(ほけきょうやくおうぼさつほんじぼん)。
平氏一門32人が分担して書き写し、清盛の願文を加え33巻を厳島神社に奉納したものです。軸に水晶が使われていたり、この巻物の絢爛豪華さ、美しさは目を奪います。
それにしても、並々ならぬ信仰心に身が引き締められました。
「祇園精舎の鐘の声」という古文がよみがえってきます。
視聴率はあまりよくない…ようですけど、ほとんどテレビ番組を知らないkakoさん曰く「久しぶりに音楽も楽しめる」そうです。
ところで、13日は神戸公演ですが、昔は福原という地名で、清盛が港の整備や移り住んだりしたんですね。