老に学ぶ

旅の途中に

15年目の「ライブ・イマージュ」、最終日の東京・国際フォーラムで、お客様の熱狂的な拍手を浴びた後、楽屋そばのラウンジに集まったアーティストの、貴重な一枚の写真があります。

皆さん素敵な笑顔ですね。
前列 左から、羽毛田丈史さん、KAKOさん、葉加瀬太郎さん、高嶋ちさ子さん、NAOTOさん、小松亮太さん、大貫妙子さん。
後列 LE VELVETSの黒川さん、宮原さん、日野さん、佐賀さん、佐藤さんの5人組。

KAKOさんはメンバーの中で最高齢、何人に一人と言われる高齢者の部類です。でも、ちょっと面白いおススメの本の評を読みました。
「老」という字は、江戸時代に使われた「大老」「老中」でも分かるように、褒め言葉のようです。
特に耆徳(きとく)という言葉の「耆」は、「老」と「旨い」を合わせた字で老人を指し、意味は得の高い老人、とか。
それで、六十歳を過ぎると「耆徳」という徳が出来るので、その徳を大いに人のため世のために普遍しうるということで、本来的には本当の人生は六十から、だと言うのです。いいなあ!

もっと若い者に旨い話を聞かせ、お若い方はもっと「老」から学ぶべき、、、ではないか、と紹介者は結んでいました。

音楽は、年齢や国籍を超えて感じ合えるスピリテュアルなもの。
1947年生まれで68歳という書類上の数字はあっても、もしかしたらKAKOさんには年齢が無いのかも知れませんね。
いいなあ!

2015/05/22

Posted by アトリエール