北海道の旅へ
先週末8日(土)は、札幌コンサートホールkitaraでした。ライラックがまだ咲いているかと、KAKOさんはかなり期待していましたが、空港へ出迎えてくださった人から、もう終わりましたねと言われてガッカリした様子でした。
それはともかく、コンサート会場のある中島公園には黄色の菖蒲が咲いて、鴨は人の気配とは無関係に憩いのひとときを過ごしています。草に紛れて鴨は見えにくいかも知れませんが。
このような環境の公園の中にコンサートホールがあるのは、国内外でも珍しいはず。
今年のソロ・プログラムは、何度聴いても最後の「水の前奏曲」が凜と輝いていますね。
ファンの方々の、聴きどころは何処だったのでしょう。
さて札幌では新しい出会いがありました。
「旅人類」(共同文化社)という、北海道の旅を有意義にする書籍。
年1回の発行だそうですが、何とこの本は、kitaraホールに関わったという建設会社「ドーコン」が企画のバックボーンになっています。
KAKOさんに来年のインタビュー取材の依頼があって、最新発売号を楽屋に持参してきてくださいました。
第5号の特集は「オホーツク」。
気になるページがありました。
「北のアルプ美術館・・・」、知床半島の麓、斜里町にあるという私設美術館を紹介しています。
山の雑誌「アルプ」を全巻置いていると聞くと、山岳雑誌・・・を?と思うのですが、どうもそういう括りだけに収まり切れない魅力が詰まった「美しい本」だったようです。第一、山の・・なのに山の案内があるわけでも山の用具の実用記事があるわけでもない・・・と言った具合。自然への畏敬の念が根底にあり、心静かに山と対話する本、だったようです。
創刊は昭和33年(1958)で昭和58年(1983)までの、25年間通巻300号を網羅しているのは、館長でいらっしゃる山崎猛さんの全身全霊が傾けられたもの。
いつか行ってみたい美術館のひとつになりました。
さて、出会いの”その2”は、「スープカレー」です。
ライブ・イマージュがスタートした2001年頃から、特に弦楽器チームの方々はリハーサルが終るとサーッと会場の外に出掛けるのでした。お目当ては「スープカレー」だと言いながら。
あまり興味がなかったので、これまで一度も試してきませんでしたが、初挑戦してきたのです。
事前調査もなく、散歩の途中で見つけたお店。
出てきたお皿を見ながら、スープはご飯にはかけないで・・・という店員さんのアドバイスを聞いて、恐る恐るのような感じでひとくち。
うん?なかなか美味しい?!ではありませんか!
来週はツアーの最終地・大阪へ参ります。
2019/06/11