次は仮想空間
一昨日いらしたお客様。30年ぶりにゆっくりお話しをすることになり、まずは当時の思い出話に花が咲きます。音楽家志望の方だったのですね。JAZZミュージシャンのアシスタントをやっていらして、1970年代後半のKAKOさんのグループ「TOK(トーク)」のメンバーの来日の際は、成田空港まで出迎えに行ってくださったとか。TOKメンバーのO・・Oliver Johnson、K・・Kent Carterというなつかしい名前も出てきました。
「昔JAZZをやっていた人のなかで、今でもライブハウスでステージに立っていらっしゃる方がいる。でも僕は”JAZZだけ”じゃなかったのかも知れない。」と、その後のいきさつも話してくださいました。音楽では食べていけない、と悟った彼が最初に入った会社の隅っこに、あまり使われていないコンピューターがあったのだそうです。シンセサイザーなどもいじっていたので興味があって、そのコンピューターを操作し始めたそうです。それが小さな種となって、コンピューター会社の経営者となるまでのドラマチックな人生に繋がっていったのでした。
そして、次なる展望があるとのこと。それは、パソコンがあれば誰でも入店できる仮想のお店作り。でも普通に商品を並べるだけではなさそう・・・。そこがまた、この方達の(そうそう書き忘れましたが奥様もご一緒だったので)素敵なアイディアがあるんです。それが完成したら、私も買い物に行こうかな、っと思っています。
その時にKAKOさんがある体験談を話しました。コンサート出演でニューヨークに行った頃ですから今から17年前くらいに、コンピューター画面での空間作りをしている人に会いました。その人のお部屋でパソコンを見せていただいて、ビックリです。ニューヨークの”SOHO”をイメージした町並みと沢山のギャラリーが現れました。ギャラリーの一軒をクリックすると絵などが飾られている展示室が出てきて、その中の一枚をクリックすると・・・・という具合に、まるでSOHOを歩いているような気分です。それと同時に、こんなことが出来るんだ、というカルチャーショック。
日本では仮想空間の作り手はまだまだ少なかった頃のお話です。
でもやっぱり、・最近はパソコンだと目も肩も凝ってくるから、この辺で気分転換の現地視察が一番ですね。早速、来年のカレンダーに「Parisギャラリー巡り!」の印を付けようっと。