心の栄養に
今年のライブ・イマージュの東京公演が延期になったニュースは、もうご存知かと思います。度重なる地震の影響で、会場の東京国際フォーラムに修復必要な箇所が発覚したため、会場の貸し出しが不可能になったのでした。5月14日、15日に予定されていた公演は、8月13日と14日に振り替えとなります。こんなことも、3月11日の震災の少なからぬ影響ですね。都内も大変だったのだ、と改めて認識しました。
それにしても、東京駅などエスカレーターが停止されているのは、かなり不便。余裕を持った移動時間を考えておかなければなりません。
で、その延期になった5月14日というのは、出演者もスタッフもスケジュールは元々押さえられていましたし、今何か被災地へ我々で出来ること、というのが公演の制作サイドに持ちあがったらしいのです。いわゆるチャリティー形式のコンサートですね。KAKOさんにも打診がありましたが、「勿論OK」。そこで出された案が、公演の模様を被災地のモニター画面に配信する、というものでした。コンサート会場も急な事でなかなか見つからなかったようですが、東京・青山学院の講堂に決まり、チケットも今日発売になりました。集まったお金で、被災地の学校に楽器を寄付することにもなっています。
いつものライブ・イマージュのように、ステージのバックの大画面や舞台美術、音響や照明装置、演奏の時間など、全く同じようにはなりませんが、ライブ・イマージュに関わる全ての者が一体となって、何か音楽が果たせる事を発信するのです。
震災にからんで、今この時期、疲れ過ぎた心に届けば良いなあと、思っております。