福島にエールを
一昨日、都内のスタジオでクァルテットのリハーサルを行い、いよいよ来月からツアーがスタートします。ツアーの初日は福島。その福島市音楽堂のほうからインタビューの依頼があり、事前に質問項目が送られてきました。音楽的な内容のものも勿論ありますが、後半のほうは「3月11日の震災」に関してです。「あの日、どこにいらっしゃいましたか。どんなことを思いましたか。」
さあ、KAKOさんは何と答えるのでしょう。居たところは私も知っていますが、何を思ったか、ということまで、そういえば直接聞いたことがありません。
そして質問のラストには、次のような言葉が添えられていました。質問表はすでに私の手元にはないので、文面はこの通りではありませんが・・。
「今、福島の人々はかつて経験したことのない苦しみの中にいます。どうぞ、エールをお願いします」
そういう意味合いのことでした。今回のコンサートのタイトルが知らされた時に、普通とは違う、何か強い意思表示を感じましたが、本当に被災者の方々の悲痛な声が聞こえるようで、ここを読んでハッと致しました。
ちなみにタイトルは、全シリーズにつけたものですが、「心と心をつなぐ音楽」といいます。
そのシリーズ第1回目が10月1日です。
コンサートに赴くこと、そのこと自体が、クァルテットのメンバーやスタッフの皆のエールです。ギリギリでもエールを送りに行ける方は是非、いらしてくださいね。
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/ongakudou/?page_id=3