漢字が書けなくなる?

時々のメモ

パソコンで漢字変換していると、かつては手書きが出来たはずの漢字が、いざとなった時に書けなくなっている!ことに気付き、愕然としたこと無いでしょうか?
昨日はこの字が書けませんでした。
「齋藤」の齋の字です。

封筒に書こうとして、アレッ?と思い、こういうサイトがあるのを知った次第。
書き順を示してくれるのです。

http://kakijun.jp/page/sai200.html

そもそも、今回の齋藤さんは、メールアドレスのほうは齋藤になっているのに、送られてきた封筒の差出人名は斎藤になっていたのです。それで、どちらが正しいのかをご本人に問い合わせすると、メールアドレスの方が正しいとのこと。
書き順を覚えて何とか決着。

そもそも苗字の「サイトウ」さんは多いですし、様々な漢字が当てられています。

ここから下は、TBSテレビで放送された内容からの引用です。
名字(苗字)研究家によるとトップが「斎藤」で「斉藤」「齋藤」と続くそうで、「西藤」「西塔」「才藤」などもあるとか。
そもそも平安時代に、藤原氏の一族である藤原叙用(もちのぶ)が、伊勢神宮近くにあった役所の「斎宮寮(さいぐうりょう)」の長官を務めていたことから、「斎宮寮(さいぐうりょう)の藤原氏」ということで「斎藤」を名乗ったことが始まりなんだそうです。
明治時代になると、それまで貴族や武士などしか名字を使うことが許されていなかったのが、国民全員に名字を名乗ることが義務付けられ、多くの庶民が役所に行き、名字を申請しました。このとき人々は口頭で名字を伝える場合も多く、すべての役人が読み書きを出来た訳でもなかったので、「サイトウでお願いします!」と言われたのに対し、役人はそれぞれ思い思いの「サイトウ」を書いてしまったというワケ。
「齋藤」は旧字体で書いてしまったパターン、何と「斉藤」は本来の「斎藤」の書き間違い、なのだそう。
「斉」は当時「さい」ではなく「せい」と読んでいたので、単純な間違いとしか言いようがない、と名字研究家が答えているとか。

それはともかく、書けなくなった漢字が沢山ありそうで、怖い!です。日常的に「手書き」することを多くしなければ。

KAKOさんは、コンピューターが人類を変えてしまう・・・だろうと、具体的にどうとは分からないが、と言っていましたが、漢字が書けなくなる、というのも大きな変化ですね。

2017/09/06

Posted by アトリエール