新人監督賞

閑(シズ)かな日

KAKOさんのアトリエから聞こえた曲が、何となく懐かしいなあ、と思っていたら、24日(月・祝)の名古屋公演で演奏する曲でした。
そうなんです、名古屋のプログラムは久しぶりの「クレー」と「北斎」。
10月11日の東京以来だからなのです。
東京のコンサートが終わってからは、11月8日、9日に三重県の津市と尾鷲市でのコンサートでした。
こちらの内容は、「紀伊山地の霊場と参詣道」が2004年世界遺産に登録されたあと、三重県がKAKOさんに委嘱した曲「熊野古道」を10周年記念として演奏する、そこに
三重県ご出身の名カメラマンである南川三治郎さんが撮影された、熊野古道の素晴らしいスチールをステージに投影するものでした。
それにお二人の対談もあり、地元のジュニアオーケストラとの演奏もあったり、内容も珍しいプログラミング。

あの日から2週間後の名古屋でのコンサート。プログラムが全然違うので、KAKOさんは大変そう。でも、今年とても評判の良かったプログラムも名古屋が最終公演なんです。

そういえば、12月21日の神戸朝日ホールでのクァルテットの曲も、練習しなくては・・・。
こちら特筆すべきは、昨年の40周年記念の秋のサントリーホールで、葉加瀬太郎さんと初演した「加古隆のアヴェ・マリア」のクァルテット・バージョン。
個人的に大!大好きな曲です。

アッ、その前に「THE PIANIST」のプレミアム・コンサートも東京で3日間あるんでした。
体力と気力を満々にして、毎日が精進ですね。

今日はうれしいメールが届き、KAKOさんは「良かった」を3回叫んでいました。
久保田 直監督が、映画「家路」で新藤兼人賞2014の金賞を受賞したのです。
これは新人監督に贈られるもので、「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」と映画プロデューサーが選ぶのだそうです。
詳しいことはこちらから。
http://www2.odn.ne.jp/jfma/shindosho.htm

もうDVDも発売されていますよ。メイキングDVD付きで、これもなかなか見応えあり。
女優の田中裕子さんが語っています。福島で撮影した家屋の持ち主「秋元さん」という方は、家を提供し農業指導もされたのですが、その人の存在無くしてこの映画は出来なかった、と。
そして、
「田畑(デンパタ)に注がれる愛情が、見てくれる人に届くと確信しています」

2014/11/19

Posted by アトリエール