欧州ツアー ローマ編

under the sky

2月4日はローマ日本文化会館。

これがローマの松です。日本で見かける松とは全く違った枝ぶり。巨大な盆栽のようです。ローマで活躍した作曲家、オットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi, 1879年– 1936年)には、ローマ3部作がありますね。「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭り」。
ここまで書いていましたら、ホームページのコンタクトフォームに、コンサートの印象を送って来た人がいましたので、転載しましょう。原文のままです。

i was at your shining concert at rome. It was really fantastic, so emoting that i cry. i’m a person with a disability, i have lupus, a immunitary serious disearge, but with you i pass through sea and montains, earth and sky. it was so strong, so different from every music i ever listen. you are a very big artist, so elegant, fashionable and intellectual. have you a facebook page? I have.
thank  you very much to your travel to Rome, a very nice city to visit for some days. Continue your big work of immagination.
そして最後には、big kiss という言葉で締めくくっています。

この日のコンサートは、カメラをホテルに忘れたために、今手元に写真は無いのですが、当日は1曲目から拍手が熱っぽく感じられました。曲ごとの拍手が長く、まるでアンコールを呼び掛けるようなのです。
イタリア人は感動を態度で表す国民ですね。かなり多くの人がスタンディングしていました。

下の写真は、kakoさんがローマで見ておきたかったという「トライアヌス帝の記念柱」です。 以前ローマに来たときには「フォロロマーノ」は見てまわったようですが、ごく近いところにこの塔があったことは知らなかったそうです。

高さが40m近くあるそうですが、逆光で撮影しにくい上に、全体を撮っても円柱の浮き彫りは見えないと思い、敢えて部分的に撮影しています。紀元後101年頃からの「ダキア戦役」の顛末が叙事詩的に彫られたもの。

紙や木の文化の国と石の文化の国との"記録"の方法は自ずと違ってきますが、美術的にも素晴らしいレリーフ作品でした。

全くローマは、現代生活のすぐ隣に遺跡が息づいている町です。

2014/02/11

Posted by アトリエール