あるフランス人の便り
昨日1月31日はKAKOさんのお誕生日。
それで、メールへの添付でしたがフランス人から届いたカードがあったので、てっきりBirthday Cardだと思っていましたら・・・。
年賀の挨拶状でした。
なぜこんなに遅くなってから送ってきたかという理由が書いてあり、パリはずっとお天気が悪く、自分が用意したものを撮影するために必要な光がなかった、からだったそうです。
そういうこだわりの人なんだ、と思いながら。
日本を好きでアチコチ旅行していた、というのを、KAKOさんは昨年パリで久しぶりで再会したその男性から、初めて聞いたそうです。
「凄いから、翻訳してあげよう」ということでKAKOさんに簡単な説明をしていただくと。
奈良のアンティークな藍染めの布
山口市で入手した大和祐二さんの萩焼きの器
器の中の緑色は京都・一保堂の抹茶
パリの庭園にある銀杏の葉
写真の右上に漂うのは、何と「お香」の煙り
(Sakai は線香の発祥と言われた堺かも)
Ingrédients de la photo :
o Tissu usagé, teint à l’indigo, acheté chez un brocanteur à Nara ;
o Bol à thé Hagi fabriqué par Yamato Yûji à Yamaguchi-shi ;
o Thé vert en poudre (macha) de Ippodo à Kyôto ;
o Feuilles de ginkgo biloba du jardin des plantes de Paris ;
o Encens de Hokundo à Sakai.
左下にBuson(蕪村)とは・・・。
しばし、呆然と見ています。
日本人が忘れかけているセンスを持ち合わせた、外国人からの便りでした。
2018/02/01