もっとも美しい今だけを

閑(シズ)かな日

次の公演地は広島ですが、そこからは名古屋、大阪、大分、神戸、福岡、福井、新潟とあちこち飛ぶことになります。
旅から戻ると疲れが出ると思いますので、今のうちにアトリエの郵便物などをよーく整理しなくては・・・。
毎月送付されてくるJAFの会員誌「JAF Mate」の巻頭に、●風の詩・・星野富弘さんの詩画ページがあります。
5月号のタイトルは「新緑」でした。

暗く長い
土の中の時代があった
いのちがけで
芽生えた時もあった
しかし草は
そういった音を
ひとことも語らず
もっとも美しい
今だけを見せている

この詩を読んだとき、子供からみえた”本物の”大人の印象にも通じるなあと思いました。

星野富弘さんは、24歳のとき体育教師として指導中の事故で首から下の運動機能を失い、絵や詩は筆を口にくわえて描く、のだそうです。もう熟年のお年頃かと思いますが、いつもふわっと心に届いてくる詩を書かれています。

KAKOさんは、ツアーとは別の締め切りある仕事にかかりきり、(今日は寒いので閉じこもりもいいですが)暖かい日だまりの外にも出かけられず、かなり可哀そうな状態。
でも、ハラハラしてそう思うのは周りの人間だけで、創造の生みのつらさもご本人には楽しみだったりして。
そして完成したらきっと「苦しみを一言も語らず」、いつもの笑顔でスタッフやみんなに接することでしょう。

Posted by アトリエール