霧の摩周湖

LA MUSIQUE

ちょっと不思議なことがありました。
先月、何となく「霧の摩周湖」という歌を時々口ずさんだりしていたのです。
この曲をご存じない方もいらっしゃるかも知れませんが・・・。

どこかに、・・・霧に あなたの 名前を呼べば・・という歌詞があったかも、というくらい殆ど覚えていないので、曲の方だけの鼻歌でした。

この曲の作曲者である平尾昌晃さんが7月21日にお亡くなりになっていたことを昨日知って、えっ?と思いました。偶然とはいえ、何十年も歌ったことがないのに、何故か突然思い出した時期と重なっていたからなのです。別に愛唱歌でもなければカラオケに行くわけでもありませんし、それがとても不思議。

KAKOさんにこの曲を知っているか聞いてみましたら、知らないし聴いてみたい、というので、検索してみたらyoutubeに布施明さんの歌唱で色々出ています。お茶の時間に、スマホで流した時のKAKOさんの反応はこんな感じ。

「この歌を聴くと、昔の紅白歌合戦とかレコード大賞とか、茶の間の空気とかが漂ってくる」
「僕は、その歌が世の中で騒がれていた頃はおそらく、現代音楽とジャズにしか興味がなかったし、テレビも芸大に入ってからずーっと持ったことがなかったし」
「パリに留学した頃も、帰国してからも長い間、テレビは買ったことがない」

そう言うと、お茶もそこそこにアトリエに走って行きました。

KAKOさんは、1960年代半ばから1980年代の初め頃までの日本の流行歌とか、演歌・歌謡曲をほとんど知りません。「津軽海峡・冬景色」も知らないのですヨ。
・・・上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は 雪の中・・・
阿久悠さん作詞の──上野と青森の時空を跳ぶような、凄い──出だし・・・。

さてさて、KAKOさんのジャズ時代の曲を鼻歌するのは難しいけれど、最近の曲はシンプルなので分かりやすく、口ずさんだり出来ます。口ずさまなくとも、心の中で奏でていただければ、曲は生き続けていけますね。

「霧の摩周湖」は1966年に発表されています。確かにKAKOさんが大学生1年頃のヒット曲。

歌詞だけ書き出してみます。(歌える方は、どうぞ!)

水島哲・作詞

霧に だかれて しずかに眠る
星も見えない 湖にひとり

ちぎれた愛の 思い出さえも
映さぬ水に あふれる涙
霧に あなたの 名前を呼べば
こだま せつない 摩周湖の夜

あなたがいれば 楽しいはずの
旅路の空も 泣いてる霧に
いつか あなたが 話してくれた
北の さいはて 摩周湖の夜

ところで、KAKOさんの曲「摩周湖」のこと。NHKの同名のドキュメンタリー番組でのテーマ曲で、CD「風のワルツ」に収録しています。この曲はヴィオラの音をイメージして作曲したものでしたので、その後ステージで、何度かヴィオラ奏者の南かおりさんとのデュエットで、演奏しました。以前も書いたことがありますが、歌人・熊谷龍子の歌を想い出します。

ピアノ曲「摩周湖」を幾度も聴きながら今日の内側を平らかにせり
(2014年10月16日のブログに書いていました)

雨が続き、湿度に弱い桂(かつら)の木々は落葉が始まりました。

今年も、蓮華升麻(レンゲショウマ)がお盆の季節に合わせるかのように沢山開花しています。

2017/08/16

Posted by アトリエール