長崎での「映像の世紀コンサート」
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昨日長崎ブリックホールでのコンサートが無事に終わりました。ホテルの朝刊に本番演奏の写真入りで記事が掲載されています。
広島交響楽団は遠くから駆け付けての演奏でした。被爆都市という共通項を持つ楽員の方々お一人お一人の、思いを込めた熱演に、聴衆の涙腺も緩みがち。
第2部のチェロとピアノのデュエット(特攻隊のシーン/神のパッサカリア)でのチェリストは日本人ではなくヨーロッパの方でしたが、流麗な弾き方は弦楽器の伝統を持つ欧州の賜物でしょう。
※6/10サントリーホールでは、(加古隆クァルテットの)植木昭雄さんがチェロのトップでオーケストラに参加でした。忘れ難い演奏でした。
さて話しは前後しますが、ステージリハーサルが終わって団員に向かって挨拶するKAKOさん。
何故なら、終演後にはオーケストラの方々は広島に向かって即刻移動する事になっていて、「お疲れ様」をいう暇が無いからです。
活躍したハープも映っていますね。素晴らしい演奏でした。
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リハーサル用の青いサマーセーター姿で
終演後にオーケストラが退場してからも拍手が鳴り止まず、指揮者岩村力さんと朗読の山根基世さんが舞台脇から呼び出されて拍手に応じていましたが、KAKOさんは既に楽屋へ戻っていた為、再度スタージに出る事は出来ませんでした。
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帰りの飛行機で、前の席には赤ちゃんが居たのです。全く泣かず時折椅子の間からこちらを見ています。
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例えば30年後50年後、、、この赤ちゃんが過ごす世界はどのようになっているのだろう、と未来像を描こうとしました。その時「映像の世紀コンサート」の最後のシーンを思い出したのです。世界中の人々の「笑顔」「笑顔」で締めくくっているではありませんか!
これこそが、このコンサートが語りかけたかった言葉の代わりのメッセージですね。
そうです、「笑顔」こそ人間に課せられた希望の標(しるし)。
次は9月に名古屋公演です。