デスク周り

時々のメモ

作曲中のKAKOさんのアトリエに入ることは滅多にないのですが、今日は急な用事で呼ばれました。驚いたことに、いつもはきちんと片付いている部屋の、いたるところに五線紙と思われる紙が無造作に置かれています。スピーカーの上、床の上、本棚の空いたスペース、小さな出窓のところなど、ありとあらゆる所に。歩くところも少なくなるくらい、もちろんピアノの譜面台もデスクの上にも。
どうしたのだろうと見ていますと、今月は思わぬ仕事の追加が入ってしまい、今までやっていたことと違うことをやるために、曲ごとの場所を確保してこうなっている・・・というようなことを言っていました。それで、少しでも乱雑さを解消するために、サブ・デスクを入れることになりました。こういう何かあったときの為の非常用というか、折りたためる机です。入れ終わって出てきてから、ふっと、思い出したのです。

仕事の前にお掃除で入るときは、いつも片付いている・・・ということは、その日の仕事の後には、散らかった譜面も自分で元通りの場所にしまっているということか・・・。
整然としたアトリエ・・・しか目にしていなかったけれど、それは、毎日毎日のKAKOさんの努力のたまものだったのだ。

道具を大切にする人は良い仕事ができる、とは、よく言われます。どんな職人さんも今日扱った道具を拭いてよく磨き、ぴかぴかにして明日に備えます。そこまできてようやく、一日の仕事の終わり。

あー、見習わなくては・・(ためいき)。自分のデスク周りはいつもいつも書類の山。パソコン一つでOKというスッキリとした環境を保ちたいものですが。

Posted by アトリエール