ドキュメント

時々のメモ

8月の下旬のこと。アトリエにテレビ局の訪問がありましたが、そのディレクターの方が帰り際に、1冊の本を置いてゆきました。話題のピアニスト・辻井伸行さんの番組を作ったあとにまとめあげたものだそうで、辻井さんを取り巻く人々への取材や、コンクールで優勝を果たすまでのいきさつが書かれています。

表紙を見ただけでも魅力的です。幼い頃の辻井さんのかわいらしい顔、その横で見守るステキな男性。この人の名は川上昌裕さん。6歳と29歳の運命的な出会いだったのです。
ピアニスト誕生の陰でこういう方の尽力があったとは・・。にわかには信じられないような感動的な事実が書かれています。

「ある時、僕は目が見えないんだね。と母に尋ねたけれどすぐに返事がなく、(僕は)ピアノが弾けるから大丈夫、と言ったら、母が胸をなでおろしているように思えた」という述懐もありました。

心に残るドキュメント本です。

Posted by アトリエール