網戸の主流?
あまり日常的な、生活感のある記事は書きたくないと思っているのですが、今日はそのようなお話です。だいぶ以前、同じマンションの人から「網戸の修理をする」ということを聞いた時に、どこに頼むのですか?と咄嗟に聞き返したらしいのです。忘れていました。
先週その方(Aさんとします)から、「調べた結果、○○ガラス店が一枚○○円でやってくれるようです。電話番号は○○」という丁寧なメールが届いたのです。
それでは同じ日にやってもらおうと、その店に電話。お店の人が網戸を取りに来ました。
まず先にAさんのお部屋の網戸が出来ることになっていたので、当方のが出来上がる時間の検討をつけて待っていたところ、Aさんから「ちょっと見に来ませんか?」という連絡が入りました。
お部屋に入って、唖然としてしまいました。網戸の部分が白っぽく、はっきりと「ここに網戸があります」という感じなのです。
Aさんも「これでは霞がかかっているようで、せっかくの眺望が台無しだし・・前に付いていたのと同じものって頼んだはずだけど・・」と、○○ガラス店のおじさんに言っています。そうよ、こんな白っぽい網戸なんて!と私もつい口にしました。
ガラス店のおじさんは困惑しているようでありながら、「うちにはこれっきゃ(これしか)ないけどねえ。ここいらじゃ(このあたりでは)、みんなこれだけどな。お宅のはまだやってないから、どうしますか?」と憮然として言うのです。
そんな・・・これしか無いって、どういうこと?前と違う色だと分かっているのに、無いから手元にあるものを付けてきたの?
そこで、Aさんと私、対するおじさんとのやり取りが続き、とにかく今まで付いていたものと同じものを探してもらうことととなりました。
閑話休題[ゼラニュウムの子供たち]
ところがその夜、インターネットで網戸に関する業者のホームページなどを見ていると、最近の主流は「黒」で、これが一番外界がクリアに見える、となっています。前に付いていた色は濃いグレーです。あれぇぇ、グレーではなくて、黒?15年以上も経つと網戸の世界も変遷があるのか。
早速、Aさんにそのページを転送して、ガラス店のおじさんにも伝えて貰うことにしました。
そして数日後、ガラス店に「見本」なるものが入荷したというので、Aさん宅で一緒に見ることになりました。
3種類の見本があります。「黒」「グレー」(この2点はナイロン製)、「前と同じ(グラスファイバーの)ダークグレー)」
おじさん曰く、「ここのマンションのは、グラスファイバーなんだそうですねえ。」(早く言ってよ)
試したのは、「黒」と「グラスファイバーのグレー」。おじさんと私がベランダの外に出て、両方を窓枠に当て、Aさんが室内から確認します。今度は、Aさんが私と交替で外にでます。「黒」はまさしく真っ黒なので、今までダークグレーだった網戸を見慣れた者には、ちょっと不安もあります。
しかし、これが一番クリアかな。
ということで「黒」に決まり、最初の電話から6日後に網戸は納品されました。(あー、疲れた。)
初めから見本なるものを提示して、どれにしますか?・・・とやってくれれば良かったのに、あの日のおじさんの「ここいらじゃ、みんなこれだけどな」を思い出してしまう。
一部始終をKAKOさんに話したところ、「この町の人は海も山も温泉もあって、昔から恵まれた環境にあったんだと思う。だから創意工夫とか努力とか勉強をしなくても生きて来れたんじゃないかなあ。」ですって。
そうよ、網戸の勉強も、して欲しいわ!