猫から学ぶ

閑(シズ)かな日

先週は湯河原の白木蓮も美しく。

梅と桜の間の短い時期に木蓮が咲きます。

そして陽気のあたたかな今週は、桜も7分咲きほどになるかも知れません。

今日は、なぜか最近続いた「猫」のお話。
一つは、近くのお店で店番をしていた猫の姿を見かけなくなったので、ご主人に聞いてみましたら、亡くなったということでしたが、
お話によると、床に並んで座っていたご夫婦の膝元にいつの間にか来ていて、気付いたらそのまま死んでいたそうです。
KAKOさんは「猫って、死ぬ時には簡単に見つからないような狭い場所だったり暗いところを選んだりする」と言うと、そのご主人も、「そうそう人目に付かない配管の影とかでね」と相槌をうっていました。
それなのに、ご夫婦のそばに寄り添った「猫のキモチ」に目が潤みそうな瞬間でした。大きくて重たそうな猫でしたが、名前は「サクラ」。この季節になると思い出しそうです。

もう一つは、宅配の荷物をくるんでいた新聞。
近所で野良猫が子供を生みました・・・で始まる投稿欄です。
ある日、一匹の子猫が民家の屋根に上がり、下りられなくなったそうです。一日中鳴きっぱなし、親猫も下で心配そうに見守っています。
ご主人が梯子をかけて助けようとしましたが、逃げ回るのでつかまえることが出来ません。夕暮れにもなりあきらめて、翌朝見ると親猫が屋根に近い木に登っています。
そして、屋根と木の往復を何度も繰り返し、子猫に見せているのだそうです。その姿は感動的で、ついに子猫は同じようにして下りることが出来、安心して親子でじゃれ合っていた、というお話しです。

繰り返し、そして待つということは、人間の子育てにも通じそう。

ライブ・イマージュのストリングスで活躍していた女性の皆さんは、そろそろご出産時期とかで、メンバーの顔ぶれにも変化がある様子。
3歳まで、本当の幸せを運んでくれる存在だという赤ちゃんと、しっかり向き合う時間を取ってくださいね。

2015/03/30

Posted by アトリエール