「包む」こと
日本人は「包む」ことに異常なほどの神経を使いますが、他の国ではそうでもない、というお話から。KAKOさんがパリに留学し暮らし始めてしばらくした頃、自分では割と高価な買い物をしたのだそうです。お金を払ってウキウキと待っていますと、何の模 ...
デスク周り
作曲中のKAKOさんのアトリエに入ることは滅多にないのですが、今日は急な用事で呼ばれました。驚いたことに、いつもはきちんと片付いている部屋の、いたるところに五線紙と思われる紙が無造作に置かれています。スピーカーの上、床の上、本棚の空い ...
たった一粒の種
伊予の国からなつかしいお便り。この方はいつも巻紙に筆文字です。封筒の中に入っていた写真を見て思わず「エッ?!あの枇巴が?」と声が出てしまいました。8年くらい前のことです。KAKOさんの好物の枇巴が届き、あまりにおいしいからと、気まぐれ ...
海水からいただく
7月になりました。2010年も後半の半分がはじまります。KAKOさんから小さな写真帳を渡されました。その中に不思議な建物があります。屋根が覆いかぶさっているかのような造り。
すぐにパソコンで調べてみました。伊勢市にある御塩 ...
梔(クチナシ)の花
6月も今日で最終日。アトリエ通信がなかなか更新できない月でした。この写真は「梔(くちなし)」の花です。もう5~6年も前に、山道を散歩をしていて見かけた花があまりに美しかったので、ひと枝手折って帰り、小さな一輪挿しに入れました。その器は ...
100年読み継がれた・・・
先日、都内の文具店に行きました。KAKOさんからの用事で、気に入っているノートの追加購入のためです。薄っぺらでB6サイズ。このサイズ、あまり普及していないようで、なかなか見つかりません。「メモ用」の棚なのに分厚い表紙がついたものや装丁 ...
森から生まれた楽器たち
誰にも、好きな風景というのがありますね。今日は、楽器のある1枚の写真のことを。
これは、ヴァイオリンやヴィオラなど、弦楽器を作っていらっしゃる番場順さんのアトリエの壁面の様子です。
楽器そのものが美しく、オブジェの ...
難局
今週の月曜日に、「題名のない音楽会」というテレビ番組の収録がありました。実を言いますと、当方のアトリエではテレビもラジオもつけず、ニュースはインターネットで入手するので、仕事中は静かなものです。。それで、台本が来てはじめて「2192」 ...
芸術を愛する魂
時折、通信販売で購入したものが送られてきたダンボールの空いたスペースに、古い新聞紙がクチャクチャになって入っていることがあります。今日はそれを広げながら、何気なく目にとまった言葉のことを書こうと思いました。
1年前の7月の日付 ...
欧州へ?
今週初めの3日間の「クァルテット」レコーディングが無事に終了。3日目の夜は、新幹線に飛び乗って何とか帰り着きましたが、演奏者の一人はホテル泊まりとなってしまいました。疲れきって翌日の昼まで熟睡したという内容のメールのあとに、こんな言葉 ...